章 感染症の影響による雇用と家計の変化
第１章では、新型コロナウイルス感染症（以下、「感染症」という。）の影
響による落ち込みから持ち直しつつあったものの、再び感染拡大に見舞われ
た最近の経済動向についてマクロ的な観点から分析した。本章では、こうし
た感染症の影響によって変化した雇用や所得を中心に家計動向について考察
する。まず、雇用への影響を詳細に分析したのち、賃金・所得への影響を分
析する。また、感染症の影響下にある我が国企業における雇用維持の取組や
政府による雇用維持支援策に加えて、近年の我が国労働市場の特徴を概観
し、全体としての雇用確保に向けた課題を考察する。
제2장 감염증의 영향에 의한 고용과 가계의 변화
제1장에서는, 신형 코로나 바이러스 감염증(이하, 감염증이라 함)의 영
향에 의한 침체에서 회복되고 있었지만, 다시 감염확대로 타격을 입은
최근 경제동향에 관해서 거시적인 관점에서 분석했다. 본장에서는, 이러
한 감염증의 영향에 의해 변화한 고용과 소득을 중심으로 가계동향에
대하여 고찰할 것이다. 우선, 고용에서의 영향을 상세하게 분석한 후,
임금・소득에서의 영향을 분석할 것이다. 또, 감염증의 영향하에 있는
일본기업의 고용유지 대응과 정부에 의한 고용유지 지원대책 및, 최근
일본 노동시장의 특징을 대략 살펴보고, 전체적인 고용확보를 위한 과
제를 고찰할 것이다.
第１節 感染症の影響による雇用面の変化
本節では、感染症の影響による雇用の変化を詳細に分析し、感染症の影響に
よりどういったタイプの雇用者が特に影響を受けたのかを明らかにするとと
もに、人口減少による働き手の不足や正規・非正規雇用間の労働コストの均
衡化の進展といった構造的な要因が、雇用に与える影響を分析する。
１ 雇用の減少と回復の動き
(休業者数は前年並みに戻ったが、就業者数は感染拡大前には戻っていない)
感染症の影響が顕在化して緊急事態宣言が発出された2020年４月は、就業
者（従業者）の前年同月差が498万人減と３月の前年差18万人減から480万人
減少する一方、休業者1数の前年同月差が３月の前年同月差31万人増から420
万人増と389万人増加し、就業者全体（従業者＋休業者）2は３月の前年同月
差13万人増から80万人減と93万人減少した3。完全失業者は３月の前年同月
제1절 감염증 영향에 의한 고용측면의 변화
본 절에서는, 감염증 영향에 의한 고용변화를 상세하게 분석하여, 감
염증 영향에 의해 어떠한 형태의 고용자가 특히 영향을 받았는가를 명
확하게함과 동시에, 인구 감소에 의한 일손 부족이나 정규・비정규 고
용간의 노동비용의 균형화 진전과 같은 구조적인 요인이, 고용에 끼치
는 영향을 분석한다..
1 고용 감소와 회복의 움직임
(휴업자수는 전년수준으로 되돌아갔지만, 취업자수는 감염확대 이전
으로는 되돌아가지 않음)
감염증의 영향이 표면화되어 긴급사태선언이 발표된 2020년 4월은,
취업자(종업자)의 전년동월차가 498만명 감소로 3월 전년차 18만명 감
소에서 480만명으로 감소하는 한편, 휴업자 1 수의 전년동월차가 3월 전
년동월차 31만명 증가에서 420만명 증가로 389만명 증가하고, 취업자
전체(종업자+휴업자)
2 는 3월 전년동월차 13만명 증가에서 80만명 감소
로 93만명 감소했다 3
. 완전실업자는 3월 전년동월차 2만명 증가에서 4